香港発、世界20か国で高評価のグローバル教育塾「キュリオキッズ」
辛子明太子「やまや」社員研修に一役
取締役・星野遼哉、世界の教育トレンドをテーマに講演
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香港発・世界20か国で展開するグローバル教育ブランド「キュリオキッズ(CURIOOkids)」を運営するCURIOOJAPAN株式会社(本社・福岡市、以下キュリオジャパン)はこのほど、辛子明太子製造の株式会社やまやコミュニケーションズ様(本社・同)の社員研修に協力、弊社取締役・星野遼哉が「世界における教育のトレンドと日本の現状」をテーマに講演しました。
講演オファーの背景にあるのは、キュリオキッズが提供する非認知型の教育メソッドそのものが、大人世代にも学ぶ価値のあることから実施に至りました。
弊社取締役・星野遼哉
テーマ「世界における教育のトレンドと日本の現状」
星野は東大在学中に教育に関心を持ち、「こういう学びなら子どもたちのためになる」と直感してキュリオジャパンに入社しました。
講演の冒頭で、義務教育では育み切れていない力として「グリット(Grit、度胸や粘り強さ)」「自己肯定感」など7つを挙げ、幼少期に養う大切さを強調しました。
世界の教育トレンドのひとつとして「STEAM(スチーム)」の概念を紹介しました。STEAMとは、科学・技術・工学・数学の4分野「STEM(ステム)」にアート(Art)を加えた考え方です。
「STEAMの本質は、STEMを含めたあらゆる学びを包括し、現実社会の問題を見つけ、解決する力をはぐくむのが狙い。広い視野で見ることが大切」と解説しました。
STEAMを踏まえたキュリオキッズでのレッスン例として「グリーンビジネス」を挙げました。環境問題からビジネスプランを考え、ロゴや包装、ウェブサイトまで学びを広げています。
アントレプレナーシップ教育とは
キュリオキッズの特色のひとつである「アントレプレナーシップ(起業家精神)教育」については、「4〜12歳にするのと、大学生にするのとでは目的が違う」と説明しました。
「起業するかどうかではない。度胸や粘り強さ、創造性など点数では測れない<非認知能力>を育むための教育」としました。
「VUCAの時代と呼ばれ、予測不可能な社会になっている。生き抜くために必要な、今までにない教育が求められている。公教育にはない学びを、私たちは習いごとという立ち位置から補っていきたい」と話しました。
参加した15名からは、活発な意見や質問が飛び交いました。
「週2回の習いごとに加え、家ではどう過ごせばよいか」「先生の採用はどうやっているか。どうやって育てているのか。導いているのか」など、議論が白熱しました。
星野は「英語は可能性を広げるツール。子どもたちには自分で考える力を持って欲しい。自分で答えを紡ぎ出す能力が肝心」「<オープンクエスチョン>といった、答えが決まっていない問いを多く投げかけて欲しい。そしてどんな答えでも否定しないことが大切です」と応じていました。
やまやの社員研修「やまやリベラルアーツプログラム」とは
株式会社やまやコミュニケーションズ(山本 正秀・代表取締役社長)は社員研修のひとつとして、「YLP(Yamaya Liberal arts Program)」と呼ばれるプログラムを開講しています。社会の課題に関心や問題意識を持つのが狙いで、今年で7年目になります。
有志による運営で1年間で月1回ずつ開催され 、カリキュラムは経済や金融、地球温暖化や哲学までと幅広くカバーしているのが特徴です。「仕事に直接、役立てるというより、研修を通じて人生を豊かにするのが目標」(穴田美樹・ウェルビーイング事業室室長 )としています。